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散歩道案内【第2回懐古散歩道 in 群馬県下仁田町】
そこにいる人やその場所からかもしだされる「雰囲気」がここにある。
【第2回 懐古散歩道】in 群馬県下仁田町
上信電鉄の下仁田駅を降りる。
駅前通りを行くと、諏訪神社まで続く短く商店街がある。諏訪神社までは徒歩15分と言ったところであろう。細い路地のわきには、寄り合い所帯の如く、さまざまな商店や家屋が隣立している。そこにいる人やその場所から醸しだされる「雰囲気」がここにある。

スカイブリッジそろそろ冬支度を始めた空からは、薄くやわらかい陽射しが降っていた。
下仁田駅前通りの午後は穏やかである。駅前通りを歩き、商店街を抜けた先にある、諏訪神社までの散歩道。
静かな往来には、穏やかな表情の人たちがゆっくりと往きかっている。商まほーばの森店街に入ると不思議な感覚を覚えた。看板や商店の佇まいから、懐古的な雰囲気が醸し出されており、どこか古い日本映画の様な印象を受ける。まほーばの森しかし、この光景を目の当たりにして、私はとりわけ「懐かしい」と言った印象は受けなかった。それは、私の育った郊外の町には商店街と呼べる場所は無く、生活用品の買い物と言えば、大型駐車場を完備したスーパーに行くからである。
この商店街を歩いていると、ワクワクしてくる。新鮮で、どこか別の世界に迷い込んでしまった様で…。

良く似合った渋い中折れ帽をかぶり、杖を持ったおじいさんが、店主のおばあさんから数百グラムの肉を買っていた。肉屋の常連なのであろう。ぼんやりと昼寝をしている猫の横を通り過ぎ、商店街が終わると、諏訪神社が見えてきた。
この散歩道で私が見たのは、この日、この場所にあった、「暮らし」なのだ。

■案内人:抜井諒一

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第1回 上野村
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